3月 乗鞍岳 雪山テント泊(後編)

乗鞍岳:3月

前回の続きです。

乗鞍岳 剣ヶ峰(14:00)

山頂の鳥居には立派なエビの尻尾が生成されていました。
もう少しだけ休みたいところですが、いい時間なので下山開始

あーやばい、日が落ちてきた。
このままじゃ日没までに下山できない。
しょうがない、こんやはビバークして、あしたのあさ、げざんしよう

立てました。

実際、下山開始した時点で、その日の登山者の中では最後尾付近おり、
デポ地に着いた時点で日没まで2時間弱くらいの時間でした。
後ろから降りてきた人、僕が突然林の方に消えていったので、びっくりしただろうなぁ

多分もう誰も居ないであろう山々。

次の日登ってきた人、すれ違いざまに会話したところ、「綺麗なアーベンロートだったでしょ~」とのこと。
確かにこの写真見ると綺麗に夕日でており、山もピンクに染まってそう。
折角一晩を過ごすのだから、夕日に照らされる雪山を見ればいいのですが

誰もいない山に一人でいることが急に怖くなったので、テントの中から出れませんでした

ネットではそこそこ記録があったし、土曜だったので他にも誰か居るだろって思ってた(・m・)
木の枝から雪が落ちる音を聞いて、(゚∀゚) 誰かきた! って何度もなりました。

怖さを酒の力で乗りきって就寝。お疲れ様でした。

ビバーク地点2300m 下山開始(7:00)

昨日はまっさらだった路面も、土曜日のトレースによりズタズタ。
所々足を取られながら下山開始。
天気は快晴。というか暑い。下山なのに汗をかくレベルです。

昨日、自分がフンガフンガ言いながら登った急坂を、
フンガフンガ言いながら登ってくる登山者を、上から余裕で見る図
ではなく、下りのスノーシューなので、

重心が前に寄って前転に怯えながら降りている図です。

8:40下山完了。お疲れさまでした。

感想
高所だったり雪山なのでスノーシューやアイゼンの影響なのか、結構疲れます。
でも天気は良く、冬ならではの澄んだ景色が見れて大満足です。
次来る時は肩ノ小屋までにして、ボードで滑ってみたいなぁ。
初心者レベルしか滑れないので、まずはボードの練習からだけどね

初の3000メートル級雪山登山中に思ったこと。

山登りをしない人に「山に登るの?」とか「馬鹿と煙は高いところが好き」なんて
冗談混じりで言われます。
で、この時、冬の高所で朦朧とこのことを考えてたら、急に思いついた。

だったら高い山全部登れば、突き抜けた凄い馬鹿じゃん!

帰ってwikiを見ると、日本国内で3000メートル級の山は21座あるとのこと(主峰のみ)

  1. 富士山(3,766m):単純な興味で2015年9月に登頂。そして2018年に・・・。
  2. 北岳(3,193m)
  3. 奥穂高岳(3,190m)
  4. 間ノ岳(3,190m)
  5. 槍ヶ岳(3,180m):2017年9月に登頂。初の北アルプスに浮かれていました。
  6. 悪沢岳(3,141m)
  7. 赤石岳(3,121m)
  8. 涸沢岳(3,110m)
  9. 北穂高(3,106m)
  10. 大喰岳(3,101m)
  11. 前穂高岳(3,090m)
  12. 中岳(3,084m)
  13. 荒川岳(3,084m)
  14. 御嶽山(3,067m)
  15. 西農鳥岳(3,051m)
  16. 塩見岳(3,047m)
  17. 南岳(3,033m)
  18. 仙丈ケ岳(3,033m)
  19. 乗鞍岳(3,026m)
  20. 立山(3,015m):2017年9月登頂。剱岳の前座くらいに思ってました。ごめんなさい。
  21. 聖岳(3,013m)


よし、全部登ってやる!

そんな思いつきで、2018年の登山シーズンが始まったのでした。

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