大峯奥駈道6Days(Day3:行者還小屋~深仙ノ宿)

大峯奥駈道:GW

前回からの続きです

Day3:行者還小屋~深仙ノ宿

3日目の朝。
今朝のラーメンはマルタイ純正の醤油味です。

夜明け前に出発しようと思ったら、ガスってて視界がほぼゼロ。
しかも強風で嫌な感じだったので夜明けまでゴロゴロしてたら、
5:30出発の自分が一番最後でした。
(日の出は5時頃)

今日の天気は晴れ!

日が登れば視界が開けてきます。
昨日の雨にやられた感じとは違って、気分良く歩く。

鹿よけのエリアがありました。
南アルプスとかで見るやつです。
なんか貴重な植物でもあるのかな?

割ったら石器になりそうな白い岩。
何て名前の岩なんだろ?

この区間だけたくさん落ちていました。

奥駈道出会いを通過。
ボチボチ日帰りっぽい軽装な人達と合流します。
今日は絶好の登山日和ですしね。(風は強い)

遠くに弥山小屋らしきものが見えてきた。
遠く感じるけど、意外と近いパターンだと思い進む。

弥山までは傾斜のきつい急登をつづら折りで登っていきます。
2回くらい石落とされました。
前を歩いているのはドンキーコングなのかな。

弥山小屋が見えてきた。
やはり思ったよりはすぐ着きましたが、
結構急登だったので呼吸はゼエゼエハァハァです。

立派なトイレ。
利用しなかったけど、入ってみればよかった。

この高床式の建物何なんだろう。
避難小屋にしても、山頂付近にこんなに雪積もる?

本当の山頂はもうちょい上にありますが、看板はここにある。

ある意味レアふくろう。

山頂に向かいます。

山頂には建物がありました。
ここも聖域みたいな扱いなのかな。

片隅には炭になった丸太。
何用なんだろう。大文字焼きみたいなことするのかな?

道の傍らには鹿が居て、堂々と草食ってました。

ちょっと休憩したら八経ヶ岳方面に向かう。
地名が古くてぱっと見どっち向かうかわからないけど、
前鬼って書いてあったからこっちかな。

正解でした。
ここが大峯山脈の最高峰らしいです。

弥山小屋と今まで通ってきた山々が見えます。

次の目的地の楊枝ノ森に向かう。
読み方って”ようじのもり”でいいんだろうか。

ぱっと見、爽やか稜線歩きに見えます。
楽勝だと思ってました。

が、実際は楽しい稜線歩きじゃなくて、トラバース地獄。
おまけに倒木潜り抜けたりするアスレチックゾーンでした。
CTが1:30だけど、2:00くらいかかりました。

そしてカーボンポールのもう一つの繋ぎ目も破断。

ここはキリマンジャロで踏んで曲げちゃったのを、
無理やり修理した箇所なので、
昨日折れた個所をガチガチに固定したから、
変な負荷かかったんだろうな。

ここも折れると帰ったら一から作り直さないとダメか・・・。
とりあえずこっちもVペグで固定しました。

これで折りたたみ式カーボンポールが、
ただのカーボン製の棒に成り下がりました。

ちょい凹みしてたら、”新宮山彦ぐるーぷ”さんの看板を発見。
ネットで色々情報発信されててこの度の準備でお世話になったので、
ちょい感動。

奥駈道のルート的には通らなくていいピークだけど、
眺めが良いって書いてあったので、登ってみる。かなり急登です。

一昨日、わらじが落ちていたのはわかるのだけど、
なんてソールが落ちてるんだろう。どうやって帰った?

七面山に到着!
って思ってましたが、これ書いてて地図見直したら
ここが楊枝ノ森のピークで、七面山はもっと先だったのね。
山頂標識だと思ったのは案内板でした。

確かに眺め良いし平なので、寝転がって日光浴していたい。
けど先が長いので出発。

こういう稜線の平坦な道ならずっと歩いていたい。

楊枝ヶ宿小屋(ようじのしゅくこや)に到着。

中はこんな感じ。
若干散らかっている感じでした。

仏生ヶ岳(ぶっしょうがだけ)への分岐。
ピークは大峯奥駈道ではないので踏まなくてもいいのですが、
なんかそれも気持ち悪いので、50mくらい登ってきます。

疲れた。
倒れこみながら写真を撮ったので、ローアングル。
1分くらい腹ばいで休憩して、先を急ぎます。

あれが今日、最後のピークの釈迦ヶ岳か。
あと少し・・・。

枯れると評判の水場は出ていました。
昨日、あんだけ雨降ったからな。

孔雀岳への分岐。
こちらも奥駈道からは外れるけど、とりあえず見に行く。

ピークはすぐそこに見えたけど、
結構回り込まないとだめです。

孔雀岳に到着。
何だろ、さっきから無駄に体力使っているせいか、めっちゃきつい。

孔雀の覗き。
高い山が好きな割に、高いとこ苦手なので恐る恐る除く。

なんか遠くにかっこいい岩が見えるぞ。

城みたいな岩だな。

釈迦ヶ岳のピークをとらえました。
あと少しだけど、寄り道のせいで体力がやばい。

釈迦ヶ岳付近の岩場。
修行する人は危ない尾根沿いを通るのかな?

体力残量やばいし、岩場を通る装備でもないので、
おとなしく左側から巻いて行きます。
直登している人もいました。

あとちょっとに見えて、結構時間かかるパターンか・・・。

巻き道も登っては下ってなので、体力が奪われていきます。
息を切らしながら登っていく。

鎖場もあります。
割とガッツリな難易度なので、慎重に行きます。

ようやく釈迦ヶ岳に到着。
行者還を5:30に出発して、15:30到着。
めっちゃ疲れた・・・けど、今日の宿はもう少し先にあります。
あと、水場で補給しないと。

深仙ノ宿(じんせんのしゅく)に下っていくと、
分岐があり”かくし水”で補水します。

結構下ると左手側に見えてきます。
水量は安定しているそうです。

ここのまま下りながら、深仙ノ宿の方にも向かえるみたいですが、
奥駈道ルートから外れるので、いったん分岐まで登り返します。

釈迦ヶ岳でもう登りは終わりだと思ってからの、
分岐までの登り返しは精神的にもきっつい。
なんでこんなことやってんだろって気分になってきます。

深仙に下っていく途中にあるここ、
ドコモのLTEが3~4本くらい入ります。

ようやく小屋が見えてきた。

こっちが小屋かと思ったら違ってました。

電波状況ですが、この裏あたりだと、ドコモのLTEが1,2本拾えるので、
天気とメールチェックくらいはできます。

小屋はこっちの青い方。
中にいた人がなぜか鍵かけていたので入れず。
メンドクサイから風強いけどテントでいいや。

適当な場所にテント設置。
東斜面側に張る場所があったので、ある程度西からの強風を遮ってくれます。

晩御飯。
クノールのトマトポタージュスープは結構美味しかった。
夏に汗かきまくった時に、この酸味は最高そうなのでレギュラー入りかな。

本日の消費カロリー

一日2400kcal摂取で、消費は約5000kcal。
今日は一日よく動きました。

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