大峯奥駈道6Days(Day5:行仙宿山小屋~玉置山)

大峯奥駈道:GW

前回からの続きです。

Day5:行仙宿山小屋~玉置山

小屋での朝。
誰かが動き出す音を合図に、みんな一斉に動き出します。

今日の朝ラーですが、スープは変わり種、酢辣湯麺(すーらーたんめん)
疲れると酸っぱいもの欲しくなるので、
縦走の後半にもってこいかなと思ったけど、そうでもなかったです。

久しぶりに電気を見た気がする。
とてもいい小屋でした。お世話になりました。

今日は晴れ予報。
昨日の雷雨が嘘のようです。

いい天気でルンルン気分ですす・・・お腹痛い。
この痛さはやばいやつだ。原因は生水かな?
普段は大丈夫だけど、さすがに縦走5日目となると
免疫力が弱ってるみたいです。
正露丸飲んで治ることを祈る。

笠捨山に到着。
そりゃ笠を投げ捨てたくもなるよというくらいの
きっつい登りでした。

笠捨山を下って、葛川辻に到着。
ここからは破線ルートとなり、地蔵岳や東屋岳といった難所を行くか
巻くかに分岐します。
もちろん奥駈道通りに巻かず難所を行きます。

槍ヶ岳。
日本全国に槍ヶ岳って何か所あるんだろう。

こんな感じ。
上まで登ってみましたが特に何もなかったです。

鎖場やロープで登る箇所など、難所が続きます。

地蔵岳に到着。

この鎖場やばくね?
切り立った岩をほぼ垂直に降りてきます。
雨の日だったら泣きそう。

北アだったらアンカーで足場が設置されているレベル

気分は懸垂下降。
岩場は好きだからいいけど、不得意な人だったらここで積むんじゃないかな。
落ちたら垂直に真っ逆さまです。

人の手が入っているエリアに到着。
文明の香りがしてきました。

ちなみに2021年現在では木材の価格が高騰していますが、
この地方は潤っているのかしら。

車道だ!
文明が見えてきました。
あとは車道沿いに行くのかなと思ったら、すぐ脇道に入ります。

こんな感じでちょっと車道歩いては山に入りを繰り返していきます。
正直、ちょっと山道飽きているので車道を歩きたい気分でした。

世界遺産、大峯奥駈道。
調べてみると日本には世界遺産登録が23個あり、
自分的には12個目だったみたいです。
沖ノ島とか行ってみたいな。(入島できません)

玉置山に到着。

この辺は車で来られる場所なので、普通の観光客が散策しています。
そんな場所に現れた、5日間も風呂入っていない薄汚いひげ面のおっさん。
今までは普通だったのに、急に場違いな場所に来てしまった感が強い。

玉置神社に到着。
信仰心はないけど、とりあえずお賽銭を入れてみる。

この時点で13時。
駐車場でテントを張らせて貰ってる記録が多いけど、
さすがにまだ時間が早すぎるので、先に進むことにする。

ほんとはうどんやら酒とか買いたかったけど、
無補給縛りなので我慢我慢。

本宮辻に到着。
ここで泊っている記録もあったけど、まだ14時だし先に進むことに。
今日頑張れば、明日が楽。

ここからまた登り。
5日目の体には堪える。

六道ノ辻が幕営適地らしいんだけど、太平多山への分岐あたりで力尽きた。
もうここがゴールでいいやと思い、脇道に入って適当な場所にテント設置。

シングルウォールのテントだと省スペースなので、
こういう時どこでも設置できて便利。

ただ、地面が落ち葉だらけなのとガスの残りがほぼないので、
今日は火を使うのはやめました。

お気にのGSI製スポーク。
麺類食べやすいようにリューターで
フォーク加工を追加しています。

なので晩御飯は水がなくても食べられる、カモシカスポーツのYAMA MESHIにします。
普段から非常食として持ち歩いていたので、パッケージがぼろってます。

はじめて食べましたが、揚げてある米でそのままでもポリポリ食べられます。
塩と梅が良いアクセントとなり、バクバグ行けます。
さすが考えられているな。
カロリーも500キロカロリーくらいあり、主食として十分。
ただ揚げてあるせいか、後半はちょっと胃に来る感じがしました。

昨日、水に当たって腹下したので、浄水器を使います。
持ってんなら最初から使えよって話ですが。

これ。8×4の濃厚ロールオン

結構効く気がします。
足やら脇やらに塗っとくと、少なくとも自分では
気づかないレベルまで抑えられます。

ちなみにこれを使わず、北アルプスを6日間縦走した時は、
自分でも臭かったです。

火を使わない予定なので、いつもの朝ラーはやめて
アルファ米の水戻しを仕込んでおきます。
味が欲しいので出汁を入れてみる。

そんな感じで6日目が終了。
いよいよ明日は終着点、熊野本宮大社を目指します。

本日の消費カロリー


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