前回からの続きです。
Day4:深仙ノ宿~行仙宿山小屋
昨晩は強風に煽られたテントですが、何とか耐えきってくれました。
さすがクロスオーバードーム。
朝3時半に目覚ましセットするも、気づかず4時に起床。
朝は晴れてますが、相変わらずの強風。
そして今日の天気は雨で荒れる予報。
早めに出発して、距離を稼ぐ作戦でした。
が、サコッシュの中に塩をぶちまけるというアクシデントにより、
なんやかんやで6時ごろ出発。
早めに出発とは・・・?
大日岳は迷うことなく巻いて行きます。
今日は時間が命です。
こんな感じの花をやたら見かけました。
これより南奥駈道に入ります。
いよいよ後半戦に突入です。
南部はアップダウンが激しいらしいので、これからが本番なのかな。
比較的歩きやすい稜線。
でも見てわかるくらいアップダウンが激しい。
石楠花岳(しゃくなげだけ)への分岐。
奥駈道のルートではないので巻く!
地蔵岳の手前、天狗の稽古場。
テント張れそうですが、風の影響はモロに受けそう。
水たまり?
浄化すれば飲めなくもなさそうな量。
天狗岳、地蔵岳ときて般若岳に到着。
ここの辺から雨が降り出すのでレインウェアを装着。
涅槃岳に到着。
土砂降りだったり、弱くなったり不安定な天気。
すんごい形した木。
そして見てわかる天気の悪さ。
雨の鎖場。おまけに木の根。
ツルっと案件なので、慎重に下ります。
真っ逆さまに落ちれそうな鎖場でした。
遠くで雷が聞こえる中、持経ノ宿(じきょうのしゅく)に到着。
ここから少し歩いた水場は確実に水が出てる場所なので、
今晩と明日の分を補給しておきます。
林道を5分くらい歩く。
水場ってか、ちょっとした滝みたいになっています。
雨水だか沢水だかわかんない状態だけど、3リットル補給。
今日の宿である行仙宿山小屋にも、置き水がある確率高いですが、
無補給でいきたいので自分で背負うスタイル。
が、この後重さに耐えきれず、途中で1リットル廃棄。
小屋に戻ってきました。
綺麗な小屋で薪ストーブもあります。
水場も近いし、予定が合えばここに泊まりたかった。
立ち止まると一気に体が冷えたので、
Tシャツを重ね着して行動再開。
息が白くなるくらいの外気温です。
ミズナラの巨木の横を通過。
雷の回数が増えてくる。
平治ノ宿に到着。
薪ストーブのあるこじんまりとした綺麗な小屋。
中で休んでたびしょ濡れのおじさんいわく、
薪が外にしかなかったので、湿って着火できないそうです。
薪棚。
たしかにびしょ濡れっすね。
相変わらずのアップダウン。
雷ビカビカの中、稜線を歩くのは怖い。
こちらも行けるそうです。
行かないです。
雷雨の中、鎖を持つのってめっちゃ怖い。
結構な斜度でしたが、一気に駆け上がる。
テムレスつけてたけど、電気通さないんだろうか。
もう無心で前に進む。
行仙岳の山頂が見えてきたけど、
雷ビカビカしてる状況で、開けた場所にある鉄塔とか
めっちゃ近寄りたくないんですが。
1分くらい躊躇して、光った瞬間に近寄る。
行仙岳(ぎょうせんだけ)に到着。
ぶれた写真からわかるダッシュっぷり。
あとは行仙宿山小屋に下るだけ。
また電柱の横を通るんだけど、普通に怖い。
15:30頃、行仙宿山小屋に到着。
雷雨の中10時間近い行動はなかなかシビれました。
先客が5人くらいいて、薪ストーブも稼働中だったので
温かさに生き返る。
広い小屋で、内部は結構充実していました。
電気も付きます。
これで2000円は破格すぎる・・・。
USB充電できる設備もあります。
ソーラー発電で12Vバッテリーに補給しているみたいで、
シガープラグタイプのUSB充電器が置いてありました。
500mA出力でした。
無補給とか言いつつ、モバイルバッテリーを充電させてもらう。
このモバイルバッテリーは帰りの分だからOKと言い聞かせる。
北ア6日間の時は21000mAタイプ1本でOKだったのに、
今回は3日目で使い切って、今日からサブの13000mAを使ってました。
ちなみに帰りの電車でも13000mAの残量が40%くらいあったので、
結果的には補給しなくても大丈夫だったみたいです。
が、精神衛生に良くなかったので、次回何個持ってくかはよく考えよう。
晩御飯は自作アルファ化米の雑炊でした。今日は寄せ鍋味。
この時点でガスの残量がかなりやばい。
小屋にカセットコンロもあり、1回100円で使わせて貰えるみたいですが、
無補給に拘り使用せず。
(バッテリーは充電したくせに。)
今日はほんとに疲れた。
雷雨の中歩いたこの日が一番辛かったと思います。
小屋でストーブにあたれたのが、結構大きいです。
これでテント泊だったら・・・と考えるとげんなりします。
本日の消費カロリー
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