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2018年12月30日(美瑛~大雪山~丸瀬布)
今日はいよいよ大雪山へのアタック!
予報は曇りだけど、天気は良さげ!登山口である旭岳ロープウェイ駅に向かっていざ出発!
ロープウェイは20分間隔で運行されてました。
ロープウェイ駅の中はこんな感じ。ほとんどバックカントリースキーヤーで、
なかでも白人が多く、オーストラリアからきた人達なのかな?
ロープウェイ内はぎゅうぎゅう詰めで、次の便まで乗れない人もいる運行状況です。
で、姿見駅に到着。雪山登山装備を整え外にでました。
外はこんな感じ。
いざ旭岳山頂目指して出発!
・・・
・・・・・
うん、道中、旭岳の山頂が雲に覆われて真っ白だったから、薄々気づいてはいたんだ・・・。
ホワイトアウトで視界が悪すぎです。なにも見えません。
バックカントリーの人ばかりで登山者もおらず、山頂への道がさっぱりわかりません。
GPSを頼りに前進するも、
スノーシュー履いても腰くらいまで埋まる、ぱふぱふパウダースノーで進むこともままならない。
もがきにもがいて、3分に1回GPSをチェックしながら、避難小屋を目指す。
夏なら20分で着く場所を1時間以上かけて探す。
あ、なんか見えてきた・・・。
無事避難小屋に到着。
さ、帰ろう。こんなとこ居たら死んじゃう。
旭岳登頂失敗
さようなら旭岳。次は車で来るよ。
でも多分、今年バイクでここに来たのは僕だけだと思います。
っていうか、冬にバイクでここに来る人ってそうそう居ないと思うので、
僕の勝ちです(負け惜しみ)
冬の忠別湖。
近くに車を止めてた白人が「Oh!Crazy」って感じでこっちを見て笑ってました。
私が日本の馬鹿です。よかったです。
美瑛を後にして当麻に向けて出発。結構寒くて、ぶるぶる震えながら運転してました。
道の駅当麻に到着。
お腹減ったし、ランチタイム。
北海道と言えばもちろんこれ!
そう、鍋焼きうどん!
基本、温かいが美味しいのです。
体温を補充したのち、大雪国道,上川国道を通り、
今夜の目的地、丸瀬布目指して出発。
旭川紋別自動車道が並行してあるせいか、
だーれも居ない真っ暗なでまっすぐな道をひた走る。
雪が降ってるけど、誰も走ってないからか、路面がフラットで走りやすい
高速のSAも兼ねた?道の駅しらたき。-7度。まぁ寒い。
丸瀬布の手前で、後ろから来たミニパトに話かけられました。
怒られるかな?と思ったけど、
「どこまでですか?」
「丸瀬布までです~」
「気をつけてね~」
と言い残し去っていく。
セーフ。
(凍結路面なので、250ccでもスパイクOKなはずだが、小心者故)
どんどん失われていく体温。
震えながら頑張り、丸瀬布に到着。
野営地近くのセイコマに逃げ込み、北海道名物のこれを食べる
そう、かっぷそば。
カップに蕎麦が入っており、それをレンジでチンすると食べられるやつ。
本州では見たことないので、多分北海道名物だと思います。
野営地にてサクッとテント張って就寝。
朝から登山失敗してからの、ロングツーリングで、とても疲れた一日でした。
2018年12月31日(丸瀬布~知床(羅臼))
野営者の朝は早い。ちなみに夜は遅い。
何故かはお察し下さい。
今日はいい天気
昨日、頑張って距離稼いだので、今日はそんなに走らなくていい予定。
朝ごはん代わりに食べたのはこれ
これも北海道でしか見たことないし、名物だよね。
味は、うん、普通です。
美幌に到着が10時前。羅臼までは135キロと、かなり時間に余裕がある。
そういえば今日は大晦日だし、ゆっくり朝風呂に入るか
峠の湯びほろ。北海道は温泉安くていいなぁ
湯あがりに休憩室で地図見てると、隣のテーブルに高齢のご夫婦と男性がいらっしゃいました。
聞こえてくる会話を、聞くともなく聞いてると、
どうやら男性が帰省してきて、家族でお風呂に来た様子。
なんかほのぼのした会話で、
「あぁ、実家の両親元気かなぁ。」
「冬の北海道でバイク乗ってる馬鹿な息子でごめん。」
と、悲しくなってきたので、
逃げるように美幌を後にして、
いざ目指すは知床(羅臼)!
知床国土をひた進み、斜里に到着。
ちょっと大きめの町です。
昼飯食べるかなぁなんて思いながら、町中を流してると突然ハンドルが揺れだす。
路面が悪いのかな?なんて思ってたけど、見た目そうでもなし。
まさか!と思いタイヤを見てみると・・
リアタイヤがパンクしていました
ちょうど近くにイエローハットがあったのでかけこんで、
僕「すいません、バイクのタイヤチューブなんてないですよね?」
店員さん「ないですね」
僕「ですよねー」
なんて会話をして、イエローハットの駐車場の端っこで、パンク修理。
チューブは前後とも予備があったので、変えてしまうことにしました。
(店員さんにチューブ無いか聞いたのは、正月休みでチューブが補給できないから。
バイクのチューブ交換は簡単です。
- バイクを倒します。
- タイヤを外します。
- チューブを抜いて交換します。
- タイヤを取りつけます。
- バイクを起こします。
ね?簡単でしょ
オフロードバイク乗りなので、タイヤ交換自体はある程度慣れていますが、
バイクスタンドがない状態かつ、気温は氷点下。
タイヤって気温寒いと硬くなって、交換の難易度ってあがるんだぜ・・・。
しかもスパイク付いてるから、引っかけると痛いし。
遠巻きに見られながら、ムキー!ムキー!といいつつ、
手を傷だらけにして何とか交換に成功。
見かねたイエローハットの店員さんが、軒下貸しましょうか?と声をかけて頂き、
人の優しさに感謝です
あの時の店員さん、ありがとうございました。
(でも、もう交換は終わってたんですよ・・・。)
予期せぬパンクに時間をとられ、日没まであと3時間。
日没後の峠越えは何としても回避したい。間に合うかどうか
次回は大晦日~元日編。
装備編はこちらの記事です
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