2018年4月28日~30日:仙丈ケ岳(3033メートル)
前回、乗鞍岳で3000メートル級踏破という目標を立てました。
全21座中3座は登っていたので、
GWは4座目として3,033メートルの仙丈ケ岳に行ってきました。
仙丈ケ岳はハイシーズンであれば、北沢峠までバスが出ていますが、
GWはその手前の歌宿までの運行です。
・・・例年であれば。
2018年は林道崩壊の影響で、歌宿まですら運休。
仙流荘までしかバスが出ていないので、
仙流荘~北沢峠まで21キロ、地獄の行軍となりました。
車で行けば戸台駐車場からスタートできるので、もう少し短くなりますが、
諸事情により公共交通機関での移動となったため、地獄を見る羽目になりました。
2018年4月27日:伊那市
会社終わって速攻電車にのり、スーパーあずさで伊那市を目指します。
今回は公共交通機関での移動のため、車中泊ができないので、
前夜はホテルを取りました。
伊那中央ホテルにお世話になりました。
1泊3200円という格安ホテルです。
設備は安いなりですが、受付のおじちゃんの印象が良く、
寝るだけなら全然問題ないホテルです。
折角の前泊なので、軽く街をぶらぶら。
食堂で伊那名物のローメンを注文。
どんな味だったかは覚えていません。
2018年4月28日:仙流荘~長衛小屋
仙流荘までのアクセスですが、
①伊那市駅~高遠駅(バス停名)・・・7:49~8:10@520円
②高遠駅~仙流荘・・・9:30~9:59@310円
といったバスの乗換になります。
そんなわけで、早朝から行動できないので、
初日はテント場である長衛小屋までとなります。
戸台駐車場:11時10分着
仙流荘からひたすら車道を歩いて、車組のスタート地点にやっと到着。
ここから山道になります。
延々続く河原道。
所々ピンクテープが張られているので、よく見ながら進みます。
途中で川を渡りながら進んでいきます。
外気はめちゃくちゃ暑いですが、川の水はめちゃくちゃ冷たい。
川を渡る際に、スマホを水中に落としてしまったので、
無造に二の腕まで手を水に突っ込んだら、
びっくりするくらい冷たくて心臓がドクっとしました。
河原歩きが終わると爽やか森林地帯。
日差しも遮ってくれるので快適ですが、車道&河原で大分やられていたので、
結構辛かった記憶があります。
北沢峠:15時30分着
早速、長衛小屋でテントの受付をします。
テント場はぼちぼちな人数でした。
テント場の横に川が流れているので、ビール冷やしたりできて最高です。
水も無料で貰えます。(湧いています。)
明日はテント場に不要な荷物を置いてのアタックです。
酒をかっくらって、早めに就寝しました。
2018年4月29日:北沢峠~仙丈ケ岳~北沢荘
5時13分出発。
北沢峠までは雪がありませんでしたが、ここからはがっつり雪があります。
トレースばっちりで、ワカンが必要な感じではありません。
アイゼンとピッケルでガシガシ登っています。
何気に斜度のある登りです。
小仙丈ケ岳の登りに到着。
びっくりするくらいの斜度です。
巻いて登れば良かったんですが、何故か直登したくなったので
アイゼンを斜面にけり込み、ピッケルをぶっさして、
本気で必死に登りました。
ちなみにその横を巻いて、トレッキングポールだけで登って行った人に
抜かれたので、あまり意味のない行為でした。
小仙丈ケ岳:8時10分着。
なんとか激坂を登り切ることができました。
ここまでくればこっちのものです。
稜線を歩いて、仙丈ケ岳のピークを目指します。
天気は快晴で、周りの山々も良く見えます。
目指す山頂はもうすぐだ!
仙丈ケ岳:9時45分着。
3000メートル級4座目に登頂成功です。
☆―(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエ―イ
(一人で。)
この時、初めて甲斐駒ケ岳を見ましたが、
何あのゴジラみたいな山という感想でした。
ちなみにその後、アホな理由で2019年2月に登っています。
テント場着:13時15分
天気もいいので、日干しタイムです。
横の河原に足をつけて”冷てっ”とかやりつつ、
長衛小屋で日本酒買いこんで呑んだくれたりして、
快晴のテント生活を楽しみました。
違うお酒無いか、おしゃれで名高い”こもれび山荘”さんも覗いてみましたが、
あいにく誰も居ませんでした。
その後、呑んだくれたまま、就寝。
2018年4月30日:北沢峠~仙水峠~仙流荘
前夜、地図を見てたら甲斐駒ケ岳まで往復4時間半くらい。
折角だから甲斐駒ケ岳も登ってみようと思い、6時30分出発。
仙水小屋:8時15分着
森林地帯を抜けると、
ごつごつの岩がお迎えです。
なかなかこんな岩場を歩く機会ないなと思いつつ、
楽しくなって進んでいきます。
仙水峠:7時35分着
ここから山頂まで1時間半かぁと思いつつ、
地図を見てみると、1時間半なのは駒津峰までの時間。
山頂までは3時間かかることに気付きます。
・・・今日、仙水峠まで来たかったんだ。
決して山頂を目指したわけではない。
と自分をごまかしながら下山開始です。
(結果的には厳冬期に挑戦するという目標ができて良かったわけですが。)
テント場に戻り、ぴゅーっと畳んでさーっと帰ります。
・・・帰りも地獄の行軍です。
もう河原歩きは嫌だ・・・。
写真を撮る余裕などなく、黙々と歩きます。
途中、こけてポールを折ってしまいました。
その後、追加で地獄の車道歩きを経て、
14時20分、仙流荘到着。
3日ぶりのお風呂は超最高でした。
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